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9割以上が満足!中古住宅のリノベーションで手に入れる「自分らしい暮らし」

  • 2020.07.02
  • 2023.04.12
  • 買う

「価格も手ごろな中古住宅を購入してリノベーションしたい」
「リノベーションに興味があるけど、本当に満足できるの?」

新築に比べて価格が安く、立地面でもメリットがある中古住宅。最近は新築の家を建てるよりも、中古住宅を購入してリノベーションすることに魅力を感じる人も増えています。

しかし本当に中古住宅のリノベーションは成功するのでしょうか?

今回はリノベーション経験者のアンケートをもとに、トレンドの「中古住宅リノベーション」の実態に迫ります。

遠鉄の不動産・中遠売買ブロック長 岸本 圭祐(きしもと けいすけ)


宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、カラーコーディネーター、ファイナンシャルプランナー3級

条件の良い中古物件が人気

最新の機能を備えた新築住宅は、マイホームを考えている人にとっては憧れの存在です。
しかしその分価格も高くなり、どうしても購入に踏み切れない人も多いでしょう。

駅や商業施設の近隣には新築住宅を建てる土地も少なく、これから新築住宅を購入しようと思うと、どうしても郊外の物件になりがちです。

そこで注目されているのが「中古住宅」です。

不動産情報サービス・アットホームの調査によると、住宅購入の際に「中古住宅」を最初に検討した人は約7割にものぼり、圧倒的な中古住宅の人気がうかがえます。

Q.住宅を購入する際、最初に検討したのは、新築・中古のどっち?


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

まずは中古住宅のメリット・デメリットについて、購入者の声をみていきましょう。

中古住宅のメリット

中古住宅の最大のメリットは「価格が手ごろ」ということです。
続いて「立地の良さ」があげられます。

少子高齢化の影響で「跡継ぎのいない戸建てを手放したい」と考える高齢層が増えており、駅の近くや市街地付近など郊外以外の中古物件も購入しやすくなっています。

またリノベーションで「自分好みにカスタマイズできる」ということも、中古住宅ならではの魅力でしょう。

Q.購入を検討し始めた当初の中古住宅へのイメージを教えてください。(複数回答)


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

中古住宅のデメリット

中古住宅はメリットばかりではありません。
雨漏りや給排水管の不具合など「見えない瑕疵」や、耐震性への不安を抱く人もいます。

そのため中古住宅を購入する際は、信頼できる不動産会社に相談することが重要です。

Q.購入を検討し始めた当初の中古住宅へのイメージを教えてください。(複数回答)


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

中古住宅購入者の8割がリノベーション前提

中古住宅の購入者の約8割が、購入段階から「リノベーション」を前提にしています。
中古住宅に不安を持っていても、リノベーションで最新の設備に変更したり、耐震性を高めたりすることが可能です。

Q. リノベーション前提で中古住宅を購入しましたか?


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

さらにリノベーションの魅力は、住宅の不安解消だけではありません。
リノベーションで住まいを自分好みにカスタマイズすることで、自分らしい暮らしが実現できるでしょう。

リノベーションで自分好みの住まいを

リノベーションといっても、壁紙の張替えから間取りの変更までさまざまなバリエーションがあります。
リノベーション体験者のアンケートからは「壁紙」「床」「和室から洋室への変更」が人気メニューであることがわかりました。

Qリノベーションをする際に新しくした部分(内装)を教えてください。(複数回答)


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

ここからは人気上位3つのリノベーションメニューを詳しくみていきましょう。

リノベーション人気1位「壁紙」

壁紙の張替えは部屋の使用感を払拭し、雰囲気をガラッと変えられます。
リノベーションのなかでも比較的手軽で、個性を出しやすいことも特徴です。

アクセントクロスを取り入れたモダンなデザインや、汚れが付きにくくお手入れしやすい素材が人気です。

リノベーション人気2位「床」

老朽化が目立ちやすい床のリノベーションも人気です。
見た目を新しくするだけでなく、断熱性を高めたり床暖房を取り入れたり、機能を重視したリノベーションがおすすめです。

リノベーション人気3位「和室から洋室へ」

中古住宅の間取りには、和室が含まれるケースが多くあります。

和室の雰囲気をそのまま活かす暮らしも魅力的ですが、年月を重ねた和室はどうしても古い印象があり使い勝手も良くありません。思い切ってリノベーションで洋室に変更することで、子供部屋や書斎としても利用できます。

和室の壁を取り除きリビングと繋げ、開放的な空間を作るリノベーションも人気です。

9割以上の人がリノベーションに満足!

中古住宅のリノベーションには、さまざまなバリエーションがありますが、リノベーション体験者の9割以上が結果に満足していることがわかります。

Q.リノベーションをして良かったと思いますか?


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

満足できるリノベーションを実現するためには、リノベーション会社としっかり打合せを行い、イメージを明確に伝えることが大切です。
リノベーションの実績が豊富な会社を選ぶことがポイントでしょう。

またリノベーションの満足度は、かかった費用によっても変わります。
思いどおりのカスタマイズができても、想像よりもお金がかかってしまった場合は後悔が残るかもしれません。

ここからは体験者のアンケート結果をもとに、リノベーション費用の相場について解説します。

リノベーション費用の相場は?

不動産情報サービス・アットホームの調査によると、かかった費用総額の約20~30%がリノベーション費用の相場であることがわかりました。


(引用:アットホーム株式会社プレスリリース

共用部のない一戸建て住宅のほうが、マンションよりもリノベーションにかかる費用が高くなる傾向があります。
しかし一戸建てでもマンションでも、総額は新築住宅を購入するよりも安くなるケースが多いでしょう。

リノベーションを計画すると、どうしても「ここも変えたい」「こっちもグレードを上げたい」と希望が尽きないものです。

リノベーションを成功させるためにも予算はあらかじめ明確にし、予算に合わせた工事を行いましょう。
実績豊富なリノベーション会社であれば、過去の施工事例から予算を抑えながらも理想に近い仕上がりを実現する方法を提案してくれます。

まとめ

中古住宅は立地条件も良く、販売価格も新築住宅に比べると安いことがメリットです。

またリノベーションで自分好みにカスタマイズすると、住まいに対して愛情も深まります。
ライフスタイルに合わせたアレンジができることもリノベーションの魅力です。
マイホームを考えている方は、家族の暮らしにぴったりの住まいを「中古住宅+リノベーション」で実現してみてはいかがでしょうか。

※記事中で使用したデータは、不動産情報サービス・アットホーム株式会社のプレスリリースより引用しています。
(執筆者:戸塚ナオ)

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